水銀は、「みずがね」ともいわれます。この言葉のごとく、水のような金属なのです。そして、空気や水、土の中といった私たちが住んでいる世界に非常に少ないですが当たり前にあるものです。
水銀の不思議
自然な状態の温度である常温で、水のように液体の金属です(図1)。表面張力が非常に強いので、広がりにくい性質を持っています。
水の約14倍の重さがある、とても重たい金属です。そのため、鉄でも水銀には浮きます(図2)。
ほとんどの金属は水銀の中に入れると溶けてしまい、「合金」と呼ばれる混合物になります(図3)。ただし鉄やタングステンなどは溶けません。
自然界では銀白色に輝いていますが、「辰砂」と呼ばれる水銀を含んでいる鉱石は朱色です(図4、5)。辰砂から採れる水銀を使って、化粧品である「白粉」も作られました(図6)。
※日本では2019(令和元)年、辰砂を新たに掘り出すことが法律で禁止されました。たとえ個人の趣味であっても認められていません。
図1 金属水銀
提供:ヤマト環境センター
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図2 ビスが水銀に浮いている
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図3 金が水銀に溶けるところ
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図4 辰砂(水銀鉱石)
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図5 細辰砂(鉱石のみを集めたもの)
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図6 白粉の固まり
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